社労士試験 半年合格?
「社労士試験に半年で合格!!」
通信のサイトでよく目にします。
前回お話ししたように、資格学校の担当者も
同じような事をいっていました。
本当に可能なんだろうか?
可能だと思います。私自身はできませんでしたが・・・・。
ただこれを達成するためには、
①仕事の時間以外は労を惜しまず社労士の学習をする。
②反復学習や総復習に費やす時間が少ない為、1回覚えたものは簡単に忘れない。
③10教科を効率的にマスターする為、基本事項を確実に押さえ、余分な知識は捨てる。
そして
④通年で学習されている方以上に、プラス「運」の要素が必要となります。
速修本科生でも一発合格されている方はいらっしゃいますが、
その方たちに話を聞くと、皆さん択一の点数は合格基準点ギリギリでした。
そもそも学習期間が短い為、絶対的に合格できる知識を習得するのは困難です。
もちろん合格レベル迄近づいての話にはなりますが、
そこから合格するためには、運の要素の割合も必然的に大きくなってきます。
1点に笑うか泣くかで、その後が大きく変わってくる。
なんかタイトロープな人生ですよね。
私は後者で、2013年は択一1点に泣きました。
しかも自己採点では合格基準点に達していましたので、
不合格を突きつけられた時は、呆然自失でしばらく動けなかった事を覚えています。
マークミスなのか、それとも問題用紙のチェックミスなのか、
今となってはわかりませんが、
自分に対する情けなさと怒りで、どうすることもできず、
「社労士の試験なんてやめてやる!」と
自暴自棄にもなっていました。
ただ冷静になって試験日当日の事を思い出して見ると、
試験終了後、家路に帰る電車の中で
「択一の点数が何点取れているか全くわからない」
「もしかしたら30点位では無いだろうか」
確実に正答が導き出せている問題が殆どなかったということを・・・・。
実は択一に対してはかなり自信があったんです。
半年という学習期間で合格レベルに近づけるために
過去問を繰り返し繰り返し学習し、答練や模試でそれなりに点数を出すことが
出来ていたので。
よく言いますよね。
「過去問を制する者は、社労士試験を制する」
でもこれって実はすごい落とし穴があるんです。
だいぶ長くなってしまいましたので、続きは次回に。
本日はありがとうございました。